さよならは言わない

あなたのいない時間に 慣れる日は来るかしら
悲しい気持ち 訪ねてくるの 毎日違う姿で
私の笑顔を持って 旅立つ人じゃないから
しまい忘れただけだと思う いつか見つかるでしょう
鳴らない電話 癖のある声 あなたの香りのない部屋に
憎まれ口でも聞きたいから 耳を澄ましているのよ
さよなら さよなら わかっていることなのに
さよなら さよなら 面影を探してる

涙が乾かないのに 呑気ね そんな顔して
思い出詰まる写真のなかの 若い二人を見ていた
あなたが大事にしてた ミモザの花が咲いたよ
見よう見まねでお世話したから 褒めてくれるかしら
「出来るだけゆっくり来るんだよ 楽しい話を待ってるよ」
あなたの言葉を思い出したよ 前を向いて生きてゆく
ありがとう ありがとう あなたと過ごした時間
ありがとう あなたに さよならは言わない

ありがとう ありがとう 愛し合えたこの時を
ありがとう あなたに さよならは言わない
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