竹馬の友

あだ名で飲める 酒があり
会えば若き日 昔に戻る
互いに憂(う)さの 捨てどころ
竹の箸割り 愚痴になり
なぜかこぼれる 国訛り

六にも五にも 減らないが
苦労九の字の 人生酒場
どこまで続く この人生(みち)に
心安らぐ その笑顔
時刻(とき)が今夜も 深くなる

はしゃいで遊ぶ 山や川
酔えばいつもの 思い出話し
忘れはしない 忘れない
それじゃまたねと 手を握り
友の優しさ 沁(し)みる秋
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