君だけのロックンロール

ビートルズを聴いてタバコをふかした
ちょっと大人になれた気がしてた
でも歌詞の意味もこの苦い味も
まだ今の僕にはわからないや

3番線から出る電車に乗って
聞いたこともない駅で降りてみようか
ロックスターが言う「若者は空に似ている」
僕たちはあんなに澄んでいるだろうか

傷だらけのギターを歪ませてくれよもっと
混ざった街の音が邪魔くさいな 心が叫んでいる

忘れてしまう前に曲にしたよ
君だけのためのロックンロールさ
風に乗って飛んでいけよ
誰にだっていいじゃなくて
ビートルズもタバコの味も
わからないままでいいから

淡々と進む日々の流れに酔って
聞きたいわけじゃない慰めを聞いていたんだ
可愛い心が言う 私をわかっていないわ
あの空のように綺麗じゃないな

古いレコード盤に付いた傷跡がちょっと
見たことあるような気がしたから
針を落として流してみた

失くしてしまう前に聞いてくれよ
君だけのためのロックンロールを
痛いの痛いの飛んでいけと
歌わなくてもういいよ
心の闇も体の傷も消えないままでいいから

ビートルズを聴いてタバコをふかした
ちょっと大人になれた気がしてた
でも歌詞の意味もこの苦い味もまだ今の僕には
わからないや

忘れてしまう前に曲にしたよ
君だけのためのロックンロールさ
風に乗って飛んでいけよ
どこにだっていいじゃなくて
ここでもない夢でもない
君が君でいれる場所まで

ビートルズもタバコの味も
わからないままでいいから
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