うたごえはいまも…

切ない声で木枯らし哭けば 残り僅かのカレンダー
スレ違う日々はコートの襟立て 俯き急ぎ足
震える小枝にしがみついていた 最後の一葉の夢も
力尽き果ててつむじ風に舞い 乾いた音をたて消えるのか…

大切な人よ あの日君と共に生きて
確かに感じた 温もりだけ忘れない

輝いた熱い季節が今 俺達の前を通り過ぎてゆくけど
君だけはその手を離さずに この俺の唄を愛し続けてくれますか?

灰色の空は狭く区切られた パズルの様に散らばって
細い電線に寄り添うスズメは 待ち続けるだけ…
さえずる声などこの街の中じゃ 虚ろに響き跳ね返る
羽ばたく事さえ自由にならずに 開かない翼は寒えてる…

大切な人よ あの日君と誓い合った
言葉にならない固い絆 抱きしめた

輝いた熱い季節が今 俺達の前を通り過ぎてゆくけど
君だけはその手を離さずに この俺の唄を愛し続けてくれますか?
熱い季節が今 俺達の前を通り過ぎてゆくけど
君だけはその手を離さずに この俺の唄を愛し続けてくれますか?
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