透けた日

そよぐ風たちは行方もわからず流れていく
気づけばこんなところまで

ただただ過ごせたら
日々を過ごせたら
うまく説明できないままでも進んでく
声にならない透明

誰も気にとめないような景色を
大事そうに話している声の旋律

ただただ過ごせたら
日々を過ごせたら
叶うことならなるべく無傷でいたかった
無数のそれと一緒に
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