愚者の独白

もうすぐ夜が明ける時間
耳が痛いくらいの静寂
深淵を 立ち去れずいる
ずっと 探してる幻影

滲むような笑い方
訳を 聞けずいた迷い
音もなく 蛹から羽化してしまったんだ
君は

幻の空へ この空は続いてるの?
濡れたような 真っ黒い翅
トラジックな出来事
でも涙 まだ君は知らずに
羽ばたいてるでしょう
羽ばたいてて
Ah どうか 幸せで

追記の「もしも」は空疎
だけど 空白に問いかけた
どうして世界 違ってたの
運命 姿(かたち)のない魔物

ふたりは恋だった
私は傍観者だった
いつだってそれでいい
抜け殻にも会えない朝

虚飾のない空は ただ名前を呼んだだけ
嘘つきな街の空が
押し付けた 疎外感
境界線の向こう 夜明けはある?
いっそ行きたかった
行けなかった
Ah 今日が 始まってく

誰の手もなかったオフィーリア
君の手はあったかい侭
ありますように

幻の空へ この空は続いてるの?
濡れたような 真っ黒い翅
楽園は Dreamy sympathy

悲しみを もう君は知らずに
羽ばたいてるでしょう
羽ばたいてて
Ah どうか 幸せで
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