涙の車窓から

どんくらい涙を流してこれただろう
忘れてこれただろう
ドントクライ エニモア
今はもう響かない残響
思い出したくもないよ
うさんくさい俺の歌
誰かが気づいてくれるかな
雨にかき消されていくのかな
フラッシュバック 折れたギター
こんな俺を笑ってほしかった
あの日は何番線から乗ったっけな
隙間を埋めるように綺麗な意思を探した
見当たらないまま夜がつま先から滲んでた
あまりに無様で情けなく
惨めな言葉がフラフラと
こぼれそう

馬鹿なことを考えて
マスクの中ごまかした
走る快速エアポート
差し込む太陽は俺を見つめ
何も言ってはこなかった

深夜3時天井に思い描く明日のイメージが
浮かんでは消えていく
こんな時はどうやって乗りこえて
明日に向かえばいいんだっけ
そもそも答えが必要なんだっけ
隙間から見えたものが綺麗すぎて下向いた
絡まって千切れそうでつま先から震えてた
冷めてく涙はあっけなく
枯れてく鼻歌からからと
沈み消えてゆく

途切れ途切れ 詰まる声
さよなら 今日までの日々
走る快速エアポート
差し込む太陽にバレないように
思わず俺は目をそらした

右手が痛くて掴めない
それでも君に会いたい
ごめんな ごめんな
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