たいむかぷせる

あの木の下に埋めた
タイムカプセル褪せる
焦るのはきっと居場所が無いから

君の痛みのそばに
寄り添えなくてごめんね

「染めた髪、 似合う」
とか気が利くこと言えなかった

枯らしたチューリップ
足りないのは水じゃなかった
隠された上履き
その度に喉が乾いた

君がまた泣く度
困るのは君じゃなかった
亡くした思い出も
全部 全部 土に還る

あの木の下に埋めた
文鳥が今も鳴いている
窮屈な鳥籠に囚われたままが嫌だったから
自由に空を飛びたかったから

君のいた街に戻ったのさ
見慣れない金髪 似合ってないけど
指でなぞる様に優しくしないで
蘇る記憶 埋めたはずなのに

この歌がもし色褪たとして
タイムカプセルに入れて
いつでも思い出せる様に
待ち合わせはあの木の下にしよう

チャイムがなるからおうちにかえろ
かぎっこ ひとり スキップしてかえろ
おうちにかえればぶんちょうのなきごえ
コンクリだらけのかえりみち
コンクリだらけのかえりみち
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