別れの銀河

こんなにも こんなにも スキだから
次の世の夢の実を たべずにおこうね
ナイトガウンを 星の窓辺に舞わせば
瞬いて また光る 別れの銀河

あなただけ あなただけ 私のイノチ
一つしかしなかった  恋を数えます
秒速7000 星のモーター廻れば
渡らえて また燃ゆる 別れの銀河

きみゆえに きみゆえに ボクは生きてゆく
黒髪のその中に 恋を降らせてね
小犬が護ってた 星のシェルター開けたら
去らばえて また冴える 別れの銀河

しあわせは しあわせは ぬくもりでなく
冷たい泉から すくう面影よ
東のバルコニー 星の化石が鳴いたら
連らめいて また潤む 別れの銀河

そのときに そのときに 二人は出会い
真白い指先を 重ね逢うでしょう
歌を溶かせた 星のグラスを翳せば
誉れいて また灯る 別れの銀河

いつのひも いつのひも スキだから
次の世の 地上絵を かかずにおこうね
サヨナラ咲き乱れ 星のカフェで見送れば
瞬いて また光る 別れの銀河
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