アネモネの果て

目を覚ました朝7時 ぬくもりはとうに消えていた
机に飾った花が落としてた ひとひらの愛

普通の私を 何もない私を カワイイねって見つめてくれた
長いまつげと焦茶色の奥に映る私を
好きになれる気がしていた

舞い上がったのは私だけど
勘違いしてしまうヤワな細胞
あなたの側で 腕で 胸の中で
朝を迎えられたら
舞い戻ってゆく先探して
美しく散る愛があるなら
どんな未来も 委ねて ついてゆくよ
果てしない水平線 今度は目を逸らさないよ

少しだけ強くなれたかな?昨日よりしゃんと胸を張って
あなたが残した火照った私とメモにかかれた拙い文字も
赤紅色のこのアネモネが散る頃
全てを捨ててゆける。そんな気がしている

舞い散った花と同じように
美しさは儚き代償
あなたの側に腕に胸の中に
いられる時が来たなら 一度も「………」

舞い上がったのは私だけど
勘違いしてしまうヤワな細胞
あなたの側で 腕で 胸の中で
明日を迎えられたら

どんな未来も 委ねて ついてゆくよ
果てしない水平線
今度は目を逸らさないよ
目を逸らさないで
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