カーステレオ

特に意味のない言葉を
歌っている僕たちは 夜汽車のように
タバコの煙を吐き出しながら
サイダーの空き缶を 灰皿がわりにして

ねぇ聞かせてくれないか君の声を
もうおかしくなりそうなんだ
頭の中がぐちゃぐちゃでわからない

七月生まれの君が恋しくなってしまう夜も 電話はかけないから
カーステレオから流れ出した気だるさが 眠気を誘う
街が静かになった頃僕らは眠い目をこすって
夢を見ている 夢を見ているんだ

テロリストが来ない教室みたいな
退屈な日々が続いたって
夢を見ている 夢を見ているんだ
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