ティーンエイジブルース

西の空 火をつけた
犯人は見つからないままだけど
薄々みんな気づいてはいるのさ 容赦無く門限に迫られて
初めてのロストバゲッジ 別に大したものじゃないけれど
ドクターペッパー飲み干せば 魔法のように呆れた顔の君も
いつかいなくなってしまう

あいつの言葉は風の中 僕らの思い出は夢の中
遠くを見るような目で覗く あのサウンドホールの中

世界を変えられない僕を 世界も変えられは しないだろう
ギターを売ってしまったなら もうお前は友達じゃないのさ
気安く近寄るなよ 気安く喋りかけるなよ
あの時の歌を聴かせてよ 今すぐ歌ってよ

歌えなくなった ティーンエイジブルースが
夕焼け色に包まれてく 踏切のバーの向こうから
確かに聴こえるんだ

西の空 火をつけた
犯人は見つからないままだけど
当たり前みたいな 奇跡みたいな 魔法のような
笑った顔の君をいつも思い出してしまう
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