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長い旅路の終わりを告げる
春風に舞う古い紙のページ見つけて

嵐の夜も 凪の夜明けも
帆を掲げ 果てを目指していたあの日々

始まりの鐘響いていた
振り返る事もなく
描いていた軌跡は
瞼の裏側

旅の途中と言えないほどに
帆は破れ 沈む日をただ見つめる

夢は老いていた
結末など価値のないもの

始まりの鐘響いていた
振り返る事もなく
残していた奇跡は
水面に消えゆく

笑い合おう 変わりゆく明日を
称え合おう 変わりない昨日を
愛し合おう
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