無人駅

風に桐一葉 舞い落ちて
終わった恋を 知る私
愛した胸に 戻れない
居場所は もうない
呼んでも 届かぬ
あなたが 欲しくて
足が向くまま たどり着けば
二人が出逢った 無人駅

寄る辺(べ)なくした この私
一度でいいの 抱きしめて
心の炎 たぎらせた
あの日が まぶしい
木造 駅舎に
置かれた ノートの
ページめくれば あなたの文字
涙で読めない 無人駅

消しても 消えない
あなたの 横顔
落ちる夕陽(ゆうひ)よ 連れてって
明日をください 無人駅
明日をください 無人駅
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