equal

沈みゆく船の中で
終わりを見つめている
離れていく月明かりに
目もくれずにただ沈む
音も無いこの場所で
想いを叫んでいる
光すら届かなくて
空を見ることも叶わずに
押しつけられた優しさは
また僕を抉るから
哀れみなんてほしくないよ
なぜ君は泣いているの?

ねえ本当の僕を見て
眼に映るモノが一つとは限らないよ
うなだれる僕の全てをここに残すから
僕らを区別するものはなんだろう?
変わらない同じはずだろう

独りには慣れすぎて
震えることもなく
諦めたはずなのに
気がつけば口が開いた
届かないはずの言葉が
泡になって君の元へ向かう
僅かばかりのこのサインを
受け取って その答えを聞かせてよ

ねえ本当の僕を見て
眼に映るモノが1つとは限らないよ
うなだれる僕の全てをここに残すから
いつかこの世界を
希望絶望全てを壊してよ
今はもう一度
外の景色を夢見て進むから
×