居心地の良い場所

気心の知れた仲間と酒を飲み交わして
話そうよ ずっと 気紛れな話題で
適切な役割をそれぞれが果たして
適度な自尊心をくすぐりあいながら

大切なものはいつも無くなったフリをして
ふとした瞬間に僕の肩を叩く
「まだまだ夜も朝も君は持っているよ
まだまだ 君はもっと踊れるはずさ」

曖昧な言葉で人の優しさを知る
なんて居心地の良い場所

だけども いつまでも此処にはいられない
宴は永久に続く 僕はそっと席を立つ
出来れば 君ともっと 一緒にいたかった
けれども 僕はもう此処にはいられない

誰かが踊るのをぼんやりと見ている
ステージの下からは勝手な事を言える
小さな王様はそこかしこにいるよ
なりたきゃ 君もぐんと目を悪くすればいい

曖昧な態度で人の優しさに触れ
なんて見通しの良い場所

それでも いつまでも此処にはいられない
明日の走る場所を探さずにいられない良ければ
君も僕と一緒に来てくれるかい
なにしろ 僕はもっと遠くへ行かなくちゃ
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