紫陽花の詩

突然の通り雨に 君の手を握り走り出して
図書館の屋根の下に 駆け込んだけど

濡れたシャツ気にもせずに 笑う君をもっと見てたくて
この時が続けばいい そう願った

君を強く抱きしめたい 震えるこの腕で
雨よどうか降り続いて 僕の決心がつくまでは

窓際の席に座り 借りたばかりの本を開いて
肩寄せて 声ひそめ 内緒の話

君のそばにずっといたい 明日も明後日も
雨よどうか降り続いて 君とこうしていたいから

通りゆくバス また一つ見送る…

君を強く抱きしめたい 震えるこの腕で
雨よどうか降り続いて 僕の決心がつくまでは

君のそばにずっといたい 明日もあさっても
雨よどうか降り続いて 君とこうしていたいから
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