レールの向こう

今ではいつのことだか 思い出すことが出来ない
夕暮れどきの電車が あなたを乗せていった

迷子のように 探してしまう
踏切が開けば あなたが 立っているような気がして

「僕は大丈夫」 その言葉は 強がりに過ぎない
あなたのいるとこは はるか遠く
このレールの向こう

あの日の空 溶け出して どのくらい経つのだろうか
電車は行ったり来たり 穴の開いた街を抜けて

後ろ姿 探して歩く
追いかけてもまだ あなたに とても追いつけやしない

会いに行きたいよ 今すぐにでも 飛んで行きたいよ
あなたのいるとこは はるか遠く
このレールの向こう

夕映えは静かに 映し出す
あの頃の幻

「僕は大丈夫」 その言葉は 強がりに過ぎない
あなたのいるとこは はるか遠く
このレールの向こう

「僕は大丈夫」 その言葉は 強がりに過ぎない
あなたのいるとこは はるか遠く
このレールの向こう
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