春風の街

恋は春風のように 僕らの間にそっと吹き込んだ
下の名前で君を 呼んでみてもいいかな
手と手つないで歩けば 振り子のように波長がかさなる
行こう 駅の向こう側へ 川沿いは桜並木

散りゆく花に ああ 恋の歌
どうして胸が焦がれるのでしょう

色鮮やかなトキメキが 薫りはじめる季節だから
夕焼けが 影さえも染めてゆく
春風の街

月は見上げると独り 冷たい空に寂しそうだけど
忘れないで いつだって 太陽に照らされてる

月見る君に ああ 恋の花
どうして涙こぼれるのでしょう

君と共に生きる事 思い始めた季節だから
花咲く今日は終わるけど いとしさを押さえきれない

色鮮やかなトキメキが 薫りはじめる季節だから
照れくさそうに 目を閉じて くちづけた
くちづけた
春風の街

恋は春風のように…
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