ボクのトロンボーン

夕陽に染まり 鳴らしつづけたボクのトロンボーン
金色に輝く 綺麗なオブジェ
大空に鳴り響く
ボクの毎日は メロディーだった

年月が流れ ケースで眠るボクのトロンボーン
思いだしもしない 無口な少年
遊んだ歌も忘れ果てて
ふ抜けになった ボクはどこへ

過ちの日々は 怒涛の中の街のクラクション
取り戻せはしない 消え去った笑顔
あの夕焼けは変わらないのに
吸い込んだ過去は 闇のようだ

戸惑いの中で ケースを開けたボクのトロンボーン
輝かないボクに 君は笑ってくれた
ボクの笑顔が映るようにと
綺麗に磨いた ボクのトロンボーン
綺麗に磨いた ボクのトロンボーン
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