泡沫

ふと見上げると
時が過ぎていたの
いつの間にかテーブルにも
陽だまりができてた

とても小さくて
見失ってしまうから
両手で溢さないように
そっと包み込むの

変わらない日々を
過ごすにも慣れた
いつかこの時も
過去も現在も全て
愛しいのです
それだけ

あぁこんなにも
輝いているのに
いつの間にかすり減らされて
いずれ消えてしまう

カタチにはなくても
ここには残るでしょ
あなたは分かるでしょ
そうでしょ?

雨の日濡れた右肩で
在り方を知った
目も手も肌も全て
愛しいのです

変わらない日々を
過ごすにも慣れた
いつかこの時も
過去も現在もこの先も全て
愛しいのです
それだけ
ただそれだけ
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