100のコドク達へ

君を知りたい
君の痛みを知りたい
その瞳の奥に灯してる
君の痛みを知りたい

君を知りたい
君の悲しみを知りたい
その身体の深くに宿してる
君の悲しみを知りたい

なぜワタシは愛されないのですか?
なぜワタシは生まれて来たのですか?
なぜワタシはひとりなのですか?
なぜワタシは此処にいるのですか?
なぜワタシはワタシじゃなきゃいけないのですか?
誰か答えて下さい

100のコドク達が
今日も空を見上げる
100のコドク達が
今日も街を歩いてる
君もそのひとり 僕もそのひとり
分かりあいたいのに
すれ違ってゆくね

なにも見ないで
知らない人の嘘を 見ないで
そんなものたちに傷つけられないで
だからなにも見ないで

なぜワタシは嫌われるのですか?
なぜワタシに背中向けるのですか?
なぜワタシは笑えないのですか?
なぜワタシの椅子が無いのですか?
なぜワタシもワタシを愛せないのですか?
誰か教えて下さい

100のコドク達が
今日も空へ消えてく
100のコドク達が
今日も街に削られる
君もそのひとり 僕もそのひとり
立ち止まって欲しいんだ
その手をつかむから

僕は君のために
なにか出来るのかな
僕は君のために
なにを失くせるかな
僕は君のために 僕は君のために
ごめん、なんにもない
なんにもないけど

100のコドク達が
今日も空へ消えてく
100のコドク達が
今日も街に削られる
君もそのひとり 僕もそのひとり
振り向いて欲しいんだ

この手を伸ばすから
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