ランウェイで歌えば

穴の開いたアンブレラ 見えた街ジオラマ
どこにだって行けるから 空白を抱え

見慣れない花が告げた警告 時々、後悔で萎れる
もういない もう言わない 沈む言葉たち

行かないでくれよBaby
言った台詞を一つ一つ丁寧に思い返して紙に書いて
落ち葉が詰まるみたい 排水溝へ回転

雨雨 今は私を濡らしてよ
無様に転がるランウェイで嫌いと叫んだ
雨雨 降れば 虹が架かるのならどうか
思い出にしておいて ほっておいて

たった一時 雨に打たれたのきっかけ
晴れ間問い掛け 柔いところピンポイント
返す言葉が濡れたタイル滑るみたく
耳に痛く心叩く
絡まる会話のやりとり解している隙
風吹かれて折れてる傘適当に捨てる
ほらこれでイーブン
少し晴れた気分
止まない雨があるって知らない癖に

濡れた前髪 隙間に見た君と
夢中になった 針は止まった

雨雨 すべて胸にしまったから
進めよ それが泥の中であろうと
雨雨 あっという間 色あせては死ぬのならば
ぜんぶ聞き流して つまんないでしょ

君がこぼれだす 消えたいのになぜ

晴ればっかの空=香らないペトリコール

さよなら私 空が泣き止んでも
冴えない傷を粧して 笑ってやろう
傘を閉じたら びしょ濡れのランウェイを行くよ
折れたヒールのまま 華やかに

雨雨 今は私を濡らしてよ
無様に踊ったランウェイで嫌いと歌った
雨雨 降れば 虹が架かるのならどうか
思い出にしておいて ほっておいて
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