壊れたJukebox

真夏に雪が降るようなもんさ
もしくは冬に咲く向日葵さ夢を語るのは自由だけどよ
現実を見て目を覚まさな
そんなにはっきり言われたらぐうの音も出ない
くわえ煙草で「そろそろ俺も潮時かな」って言葉は飲んで煙を吐く
四十過ぎて惑わずってほんとは後戻りできんだけ
あと少し力及ばずって 目の前を夢が通りすぎる
生き方まず変えろ そうすりゃ明日は七色
簡単にそんなこと言うな 俺はまだここにいたい

俺が歌うと世界は変わるってずっと信じてた
マイク握ればスーパースター 誰の心も掴めた
でも今の俺は 壊れたJukebox
たまに懐かしい歌 人知れず歌うだけ

夢追い人の寿命は短い セカンドライフは充実させたい
やっとるうちから老い先短いとか言う奴が苦手だった
今その気持ちちょっとわかるっていうか生きてくのには金がかかる
でも金儲けが夢ならよ とっくにあの夜捨ててたな
夕暮れの後の街明かり 明るくねぇけど優しいな
土砂降りの後の水溜まり 星空を映して見せてんだ
家に帰る時間を待つだけの一生じゃつまらない
泣くなよboys don't cry 顔を上げろdon't cry

俺が歌うと世界は変わるってずっと信じてた
マイク握ればスーパースター 誰の心も掴めた
でも今の俺は 壊れたJukebox
たまに懐かしい歌 人知れず歌うだけ

ガキの頃聴いてた音楽が街で流れてた
俺は思わず立ち止まり 動けなくなってた
なぜか今の俺を優しく包んだ
懐かしい歌も 悪くねえよな

俺が歌うと世界は変わるって君も信じてた
ここでやめたら男が廃る 君の笑顔が見たいんだ
そうさ今の俺は 壊れたJukebox
たまに懐かしい歌 君に向けて歌うだけ

oh yeah! la la la la…
don't cry!
あとどのくらい…
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