Vacancy

雨が降る河のほとり 朝から歩き疲れ
錆びついたスクラップのトラックに もぐりこむ
雨宿りに 凍えたからだは寒く
唇を噛みしめては 想い出すさ

I don't wanna be heartache…
時が過ぎてゆくことは やるせないことさ

吹きすさぶ風にすがり あてもなく揺れるだけ
桟橋で船出を待つ 朝日さえもう二度と
昇らないドックの片隅で
埃まみれのボートを見つめているのさ

I don't wanna be heartache…
俺の影は痩せて そう口ごもるさ

港のバーの止木で羽根を休める
タフが取得のセーラーの背中でさえ
小さくて やけに淋しく映って見える夜さ

週末の街を離れ 街並を見下せる
安モーテルはVacancy 鍵さえこわれている
曇空に 街灯は遠く
暗闇の中 独りで膝をかかえて

I don't wanna be heartache…
霞んでいる月に そう話しかける

I don't wanna be heartache…
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