ガラスの蝶

さみしくないの 愛しいあなたは
街の灯りが 震えてにじむ
こんな夜はいつもの やさしい腕が
たまらなく たまらなく 恋しくなるの

強がって 背中向けて
あなたから 飛び立ったのに

ひび割れて キラキラと
なみだ散らし 落ちて行く
ひとりじゃ 飛べないの
ガラスの蝶ね… わたし

愛してくれた 誰よりあなたは
私ひとりの ひとじゃないのに
さみしがって泣いては わがままばかり
つらいのは つらいのは あなただったの

帰りたい 愛の日々に
くるおしく 抱き合った日に

翅(はね)ひろげ キラキラと
壊れながら 飛んで行く
あなたを 探してる
ガラスの蝶ね… わたし

泣きぬれて キラキラと
愛を求め 舞い落ちる
あなたに 逢いたいの
ガラスの蝶ね… わたし
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