純情みれん

歩道橋から 冬の星座 手を伸ばし
君に獲(と)ってあげるよと あなた笑った
子供のような そんな遊び うれしくて
時よどうか止まってと わたし祈った
いまは 木枯らしが 吹き抜ける 失くした恋に
けがれなき 純情が いとしい…
あなたに 逢いたい せめて夢でも
壊れて 気づくの 愛の痛みに

あれから幾度(いくど) 別な恋も したけれど
あなたほどのあたたかさ 感じられない
夏のいたずら 通り雨の 人ばかり
誰も心許しては 愛せなかった
いまも この耳に 呼びかける やさしい声が
帰りたい 純情が こぼれる…
あなたに 逢いたい 命捧げて
離れて わかるの 愛のぬくもり

願い かなうなら 抱きしめて あの日のままに
けがれなき 純情が いとしい…
あなたに 逢いたい 涙伝えて
季節が 過ぎても 愛は消えない
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