おけさ恋港

おけさおけさと 寄せては返す
波よ ひと言 便りはないか
百の数ほど 月日がたつに
かえるあてない あのひとよ
ハァ 佐渡はふたりの
佐渡はふたりの 恋港

ひとめぼれです あのとき あの夜(よ)
踊りあかして 裳裾(もすそ)がぬれた
旅のおかたと わかっていても
胸がさわいで ねむれない
ハァ 佐渡はふたりの
佐渡はふたりの 恋港

荒磯四十九里(ありそしじゅくり) この離れ島
おんな泣くのも さだめでしょうか
待って祈って 月かげ満ちて
舟が来た日の ゆめを見る
ハァ 佐渡はふたりの
佐渡はふたりの 恋港
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