僕を呼んで

校庭を眺めては いつも上の空
騒ぐ連中の胸ぐら掴むデモンストレーション
大袈裟な共感を狙うJ-POP MUSIC
きっと僕らだけ置き去りにしていたのさ

バイブレイヤーにもっと光を
陰日向に咲いてくれ
奥ゆかしくて美しい花のように

誰かじゃなくて君だけに見つけて欲しくて
言葉にならない気持ち 僕が歌にするから
眠れない夜から 呼んでくれるな
君の街まで 駆け出して迎えに行くから

時や場所を変えても 二人目の僕がいる
真っ暗な迷路 引きずり込まれそうになる
年重ね変われなくたって もっと気付ける人になって
不安の影さえ全部飼い慣らして

「らしさ」なんて大人になっても解らないままで
背伸びしたって奇をてらったところで違う気がして
「悩んでいる方があなたらしいわ」
君が僕に言う 答えになっていないじゃない?

思わず溢れてしまった一雫の中 映る
混じり気のない君だけが

バイブレイヤーにもっと光を
陰日向に咲いてくれ
奥ゆかしくて美しい花のように

誰かじゃなくて君だけに見つけて欲しくて
言葉にならない気持ち 僕が歌にするから
眠れない夜から 呼んでくれるなら
イヤホンをつけて指でなぞって再生して
何度も何度も歌うよこの場所から
君の街まで駆け出して迎えに行くから
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