やさしい嘘

悴んだ手しまい込んだポケットの中
赤切れた手は何時だって 暖かくて
あなたがつくやさしい嘘 気付いてること
僕も気付かれないように 黙っておくよ

「良い子でいればきっと、
遠い空から君の元まで」

今夜街を銀色に染めゆく
雪のせいかな 眠れなくなるよ
枕元に置かれた願いごと
届きますように 我が家のサンタへ
愛をこめて

夢のような時間は過ぎて 朝になると
透明なイルミネーション 俯いている

「何度でも会いにいくよ、
約束はできないけれど」

誰もがきっといつかは知りゆく
静かに夢が守られていたことを
幸せだった 知らなければ良かった
やさしい嘘の本当の意味に目を背けて

今夜 街を銀色に染めゆく
雪のせいかな 眠れなくなるよ
枕元に置かれた願いごと
届きますように 我が家のサンタへ
あなたの元まで 愛をこめて
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