ねむれないよる

あなたがくれた温もりが
今この胸を冷やすよ

眠れなくて 死んだような目で窓を見てる
今夜のようなシトシトと降り続く雨の日は
ベランダにつたり落ちる雨音や
車が飛沫を上げて走る音が
気になって眠れない

たとえ雲が星空を隠さぬような
そんな静寂を集めた夜でも
ただ あなたがいない
ただ それだけが
ああ 私の夜を長くするのよ

あなたがくれた温もりが
今この胸を冷やしてく
あなたを抱いたこの腕が
行き場をなくしています
「淋しい」

物分かりのいいふりをして
朧に去ろうか
涙見せる前に ほぅら
キレイな幕引きでしょう?

たとえ雲が星空を隠さぬような
そんな静寂を集めた夜でも
ただ あなたがいない
ただ やっぱ それだけが
私の夜を長くするのよ

あなたのいないこの日々を
これからどう歩めばいい?
あなたを追ったこの道が
行き場をなくしています

あなたがくれた温もりを
恨むほど強くはなくて
あなたを抱いたこの腕は
今でも手を伸ばしてる
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