インディゴ

いのちの密度を測るように愛してた
寄り添えない角度で傷つくのに
水面に揺られて沈む満たない月が
ふたりを照らして

遠くの星空届かない距離にまで
美しくもない饗に酔って道連れ
水面に揺られて沈む満たない月に
片想いしてよぼくのせいにして

間違いばかり選びつづけている
泣きたい夜に

月見ルように想えたなら
答えなんていらないって言えたはずさ
手を離して落ちる夢は
君の指に染み付いた切なく深い青

壊れたばかりの欠片で手を切る
眺めるばかりできっと痕になる

君なんかって離れる理由を探すのに
また近づいていく、どうしたらいい?

月見ルように想えたなら
今も其処に居ただろうかって笑って
手を伸ばして落ちる夢は
君の指に染み付いた儚く深い青
×