ぬるま夜

ほんとうに大事な気持ちなんて 自分にも隠していて
心の一番奥 窓辺に飾ってる
それがふとした拍子で ひらき 胸が咲くのは
あぁなぜか あなたといる時だったりする

ぬるま夜に さからうように わたしはあなたのその腕を掴んで
逃げ出すように 迷いの森 あぁただまっすぐにあなたと二人でいかせてよ

あなたは何にも知らなくていいよ

bloom night 花はない
気にしないで なんでもない
でも消し忘れた思いの火種がもう 徐々に燃え広がっていくの
最後まで消さないでいたのは きっとわざとなの 嫌気がさす

ぬるま夜に さからうように わたしはあなたのその腕を掴んで
逃げ出すように 迷いの森 あぁただまっすぐにあなたと二人でいかせてよ

あなたは何にも知らなくていいよ

あなたは誰にもならなくていいの

なれっこないし

踏み違えたいつかの勇足
選ばなかったあの日のゆく先
思い違いと言葉の切れ端
時は経つのに あぁなんでわたし
bloom night あなたといたい
それでも今はただ触れていたい
揺れる木々の隙間に空ちらり
伸びるふたつの影と月明かり
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