夢一途に

何故お前の囁き
もう 胸に届かないの
俺を見つめる瞳
ただ 夜に壊れるだけ

途切れたくちづけ
さまよう涙の訳を
尋ねては誘うけど

恋は夢一途に
傷つく薔薇
風に揺らされながら
枯れるから
心咲かせて 男と女のまま
抱き寄せて 身体ごとに

何故泣き顔を染めて
もう くちづけを嫌うの
腕をほどく仕種が
ただ 星に瞬くだけ

離れたぬくもり
哀しい素肌の色を
あたためてもやれない

誰れも 夢一途に
傷つく薔薇
夜に燃え尽きながら
こぼれるから
涙咲かせて 男と女のまま
眠らせて 今宵だけは

恋は夢一途に
傷つく薔薇
風に揺らされながら
枯れるから
心咲かせて 男と女のまま
抱き寄せて 身体ごとに
×