ごめんよ

一目でいいから 逢いたくて
夜汽車を乗り継ぎ 来たと言う
君のふるえる 黒髪を
抱けば広がる 故郷(こきょう)の香り
お願い お願い もう泣かないで
ごめんよ ごめんよ 許しておくれ

忘れたつもりは 無かったが
まぶしい東京(とかい)に 浮かれてた
君は変わって ゆく僕を
どんな思いで 待ったのだろう
淋しい 淋しい 心の内を
ごめんよ ごめんよ 聞かせておくれ

からめた小指に 口づけて
変わらぬ気持ちを 誓う夜
君はつらいと 泣くけれど
今は帰そう 故郷(こきょう)の空へ
かならず かならず 迎えに行くよ
ごめんよ ごめんよ 待ってておくれ
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