さよなら

夕暮れの街へ ラジオを流して
車にもたれ私を待ってる
ベースボールキャップの つばの奥に見せる
笑った彼の 笑顔が好きだった
あの頃いつも クラブをぬけだし
横浜へ飛ばしてたね さよなら
もう二度と戻れない
二人で描いてた キャンバスに さよなら

あなたと過ごした日々が
今は少しずつ色あせてく
最後のデートは ベイブリッジに
車を止めて二人黙り込む
新しい恋を 打ち明けられずに
シートの中で うずくまる私の 頬を流れる涙に
あなたは 気づかないふりをして さよなら
もう二度と戻らない
まぶしい あの頃の二人には さよなら

あなたを傷つけたこと
いつか悲しみに 染まってゆく

もっと 確かな 愛を追いかけた
私を笑ってもいい さよなら
もう二度と戻れない
二人で描いてた キャンバスに さよなら
青春の熱い日々が
今はセピア色に 変わってゆく
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