最後のキスマーク

外から見れば変わらない2人でも
あの頃の“おはよう”と今の“おはよう”じゃ
何かか違ってる

知れば知るほど
知りたくないこと
変わることもたくさんあるけど
それを受け入れられる2人でいたかった

ただあの日の君だけを見てる
言葉だけ信じて待ってる
ここにいるのは確かに
君と同じ顔の人だけど
それに重ね合わせた記憶の君を見ている

誰も何も悪くない
きっと君だけじゃない
私もあの日とは違う私なんだろう
その違和感に耐えられなくなったのは
たぶん運命の人じゃないから

でも紛れもない恋をしていた
何も考えられなかった
そのくらいにはどっぷりと

あの日に戻れないことはわかってるけど
今の私はそれを求めてしまうから
今日も君に言った“おはよう”も多分違う方で
君もそう受け取っていただろう

もうそろそろ時間だね
きっと私たち準備できてる

このキスマークで私たち最後にしよう
君の印が私から無くなってしまったら
もう終わりにすると決めた
こんなに恋でも
君を目の前にしたら
涙が止まらない
こんな私になってごめんね
私たち確かに愛し合ってた
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