なりふりかまわず抱きしめて

日々の勢いに 翻弄されて 注意力は散漫に
いつのまにやら キミを怒らせる そして その理由を知らない

せつないね
やっかいだね

何気に吐きだした言葉が ナイフのように突きささる
気づいたなら まだ間に合う なりふりかまわず抱きしめて

疲れたせいだと 言い聞かせて キミを後に回し
優しい声さえ 遠ざかって ついに何も聞こえない

もう遅いね
火の手があがる

気ままに投げたごみくずが かたい石の礫にかわる
痛みがあるなら まだ間に合う なりふりかまわず抱きしめて

何気に吐きだした言葉が ナイフのように突きささる
愛の潜む言葉なら お水のようにしみわたる
気づいたなら まだ間に合う なりふりかまわず抱きしめて
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