何者にもなれなかった僕たちへ

錆び付いた黄色い電車に乗り込む
今日もまた同じ繰り返し
キラキラしていたい 思えば思うほど
苦しくなって

昔の僕が思ってた未来とは違うよな
何かのせいにして終わらせたくないよ 僕の物語

てっぺん目指して走ってきたはずだろう
なのに今日が違うこともわかってる
くしゃくしゃな地図 握り締めながら
ずっとずっと 探してるんだ

憧れが夢に 夢が現実に 変わった瞬間を 胸の高鳴りを
忘れられたならどんなに楽だろう
いけない薬みたいだ もっとあの感覚をって

気づいてるんだ これ以上はないよな
そんなバカじゃないよ でも
諦められるなら とっくに終わらせてた

てっぺん目指して走ってきた旅路で
出逢う人は誰もが愛しくって
優しさに泣いた夜を僕は
ずっとずっと 忘れられずに

悔しさも喜びも分け合って 共に生きたい人たちがいる
思い出にしたくないよ なりたくないよ
足を止めたら またひとりぼっちか
家まであと少し 目印の古い自販機が消えた
誰も困らない 代わりはいくらでもあるから

いつかきっと選ぶ日が来るだろう
明日がその時かもしれない
そういつも想って 怖くて だから歌ってるんだ
何者にもなれなかった僕たちへ

てっぺん目指して走ってきたはずだろう
たとえ今日が違う景色だとしても
くしゃくしゃな地図 握り締めながら
ずっとずっと 走って行け
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