不死鳥

ロマンチックな出会いと別れ 無数に繰り返して
迂闊な言葉で傷つけて 同じだけ傷ついて
灰色ギラついた世界の片隅 揺れるシャドウ
すがるように瞳閉じれば 君の姿ループして消えた

明日の今ごろ 多分僕は

抗い 逆らい そして儚いノスタルなシティにララバイ
当たり前にあった優しさをおくれ 「痛いな」
気まぐれ 顔を刺す 風に吹かれてユラユラ

果てない感情投げ出し 全てを知る不死鳥になりたい
偉大なモラトリアムが映すシルエット
都会の夜明けの静寂に
燃える鼓動をくれてやる

感動的と銘打たれた映画じゃ もはや酔えない
やたらと光る架空の明日を語らう酒じゃ酔えない
灰色ギラついた世界の片隅 立ち止まって
うねるように頭の中 君の姿ループして消えない

昨日の今ごろ 確か僕は

足りない足りないと叫び まっさらなキャンバスを駆け出し
すれ違うあの日の君に幸あれ
いつか交わろう終着駅で
時を超えて生まれ変わる

終わらない旅路の途中 こうして生まれた意味を
求めてどこまでも青い記憶の海にダイブする
やがて巡り会いここで呼吸を共有
何度も君を見つけて 多分僕は

抗い 逆らい そして儚いノスタルなシティにララバイ
当たり前にあった優しさをおくれ 「痛いな」
気まぐれ 顔を刺す 風に吹かれてユラユラ

果てない感情投げ出し 全てを知る不死鳥になりたい
偉大なモラトリアムが映すシルエット
都会の夜明けの静寂に
燃える鼓動をくれてやる
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