夜の下

淡々と過ぎ行く日々の
幸せに気づけないままに
悠々と泳ぐ人だけ
目については瞼の裏で溺れるの

たったか走るこの夜の下
孤独ひとつ引っさげて
紺色絨毯に散りばめた
憧れに避けられていても

燦々と照りつける陽が
影をより濃くしたこんな日は
本当は微笑む月が
嘲て笑う悪者にも見えるのさ

たったか走るこの夜の下
孤独ひとつ引っさげて
星が見えないあの街に
用があるのさ だけど

たったか走るこの夜の下
孤独ひとつ引っさげて
星が見えないあの街に
用があるのさ だから
走るこの足が答えだろう
思い出に背を向けて
グッバイ
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