cactus

泣けよ、なんも恥ずかしくないから
忘れられなくたっていいじゃないか
それは大好きだった証だろ
むしろ素敵じゃないか

もう連絡も取れないんだって笑う君は
笑いたくないくせに
嫌いにはなれないんだって俯いている
「嫌いになりたいのに」

コーヒーなんか飲めないくせに
背伸びして飲んでたあの日々も
いい思い出になるはずだよ

聞けよ、何回だって言ってやる
どんな君だって輝いてるんだ
たまにわがままな時もあるけど
それも魅力じゃないか

「もう大丈夫、忘れたんだ」って笑う君は
嘘をつくのが下手だ
誤魔化しては泣きそうになるのを隠してる
「僕なら泣かせないのに」

教科書にだって書いていないんだ
あの人の忘れ方なんて
答えなんかないから

言えよ、どんな些細なことだって
僕が受け止めたいと思ってるんだ
悩み悔やみ寂しさ抱えても
むしろ素敵じゃないか

「忘れなきゃなのにそれが出来ない」
「やめたいのに嫌いになれない」
「早く前に進みたいのに」って
それでもいいじゃんか

聞けよ、何回だって言ってやる
君は最高に輝いてるんだ
一途に誰かを思えるなんて
むしろ素敵じゃないか
叫べ、なんも恥ずかしくないだろ
忘れられなくたっていいじゃないか
人を好きになれるその気持ちは
宝物みたいだから
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