青春は残酷だ

発車のベルが鳴ってドアが閉まる頃
太陽の季節が音を立てて去った
頷いて深呼吸ため息なのかも
急速に色彩は禁じられてゆく

街角 音楽に足を止めてはひとり
今にも“恋する二人”が流れてきそう

真夏の夜空かけたあの花火
僕らの精一杯の淡い恋を乗せ
今でも思い出してしまいそうな
永遠に不滅 青春は残酷だな

なんとなしに別れて数年が過ぎた
人混みの中でああ 君の匂いを嗅いだ
走馬灯の行方を僕は追いかけ
大事な人の忠告(コトバ)を聞き逃してしまう

窓から差し込む強い西日を受けながら
離別れのリズムどちらともなく爪弾いて
「今でも好き?」と問われてももうわからないよ
誰しも美しすぎる罪を編み上げながら

あした恋人に出会うような
そんな予感に胸膨らませていた
いつかこの堪え性ない心
すこし早すぎる青春 愛を避け

真夏の夜空 染めたあの花火
僕ら見逃して蒼い夢の機微
今では思い出すはずもないさ
永遠に不滅 青春は残酷だな
不滅 青春は残酷だな
不滅 青春は残酷だな
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