昼顔の花

愛していても 救えない
おまえの気持 今はもう
昼顔の花 薄紅が
真夏の陽にも 涼しげだった
夢も半ばに どうして消えた
飛び立てないよ おまえから

過去から逃れ しあわせを
ただ欲しがって いたおまえ
昼顔の花 捨て猫も
じゃれつくように 哀しく鳴いて
ふたり明日への 想い出づくり
約束したね 二年前

無邪気に笑い 出会いでは
心の影を かくしてた
昼顔の花 薄紅の
摘まれてしぼむ 可憐な花よ
待っていてくれ 最終列車
おまえを探す 旅仕度
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