命の帳

なぜ僕の肌へ触れるのその理由を伝えて来て
胸もとへも太ももへも宿してよあなたの本音
ただ少し冷えたからとか漠とした虚しさとか
生温い皮膚の合わさる継ぎ目から受け取っているんだ
しかし自分の欲しい答えなんていつも一つだけだった
誰かの肌へ触れるのはあなた独自のランキング首位を
知らせる術目的はそう絞ってよ僕を一位に選んでいる
と、無言に込めて欲しいじゃなきゃ二度と触んないで
生きているって危なっかしくって
どの道擦り減って傷付け合う同士
ならばもっと慈しみ合っていたい
いまあなたへ触れる指は宇宙一と伝えているよ
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