さよならいちごちゃん

いちごちゃん いちごちゃん

さいごぐらい ほんとうのこと いってほしかったな
きみのあたまが いちごで できてるってこと
ぼくは いちごめあてで ちかづいたんじゃない
ひだまりのように あたたかな えがおがすきだった

おちつきのない ぼくのことを わらってたけど
きみのあたまが いちごで できてたせいさ
いつかこらえきれなくて ちょっぴりかのじょを
かじってしまうんじゃないか って どきどきしてた

こぼれることばはフルーツのまほう
ぼくのいちごちゃん

さよなら おもたげにゆれる きみのいちごが とおざかるよ
さよなら あかいろが まちににじんで ぶれたしゃしんのようさ
きみのあしたに ぼくはいないけど おうえんしてるから

そう おんなのこって とつぜんないたり むずかしいから
きみのあたまが いちごで できてるってこと
ずっと きけなかったよぼく ゆうきがなくって
どうしてきみは ほかのことは ちがっているのかい?

うたたねをする きみのそばで ねむれないわけは
きみのあたまが いちごで できてたせいさ
いたずらなこどもたちが ねているかのじょを
かじってしまうんじゃないか って はらはらしてた

だだをこねるプリンセスのかおり
ぼくのいちごちゃん

さよなら あしたもあえるようなふりをして わかれようよ
さよなら くしゃくしゃのえがおは きみのせいいっぱいのつよがり
ぼくのあしたに きみはいないけど ずっとわすれない

いちごちゃん いちごちゃん

さよなら おもたげにゆれる きみのいちごが とおざかるよ
さよなら あかいろが まちににじんで ぶれたしゃしんのようさ
きみのあしたに ぼくはいないけど おうえんしてるから

さよなら
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