複雑なリズム

雨が傘を打つ複雑なリズム
耳障りな騒がしいサイレンも
誰かの深い溜息も聞こえる
何気なく雨空を仰いだ

そのとき不意に思い出したのは
子供の頃見た怖い夢
頬を雨が伝ってく

苺畑どこまでも続いてく
目を閉じて生きるのは楽だけど
まだまだ満足なんて出来ないよ
もう少しここでこうしてたいな

石器時代のB級映画とか
目障りな古い看板さえも
消えてしまうと寂しくなるかな
何気なく雨空を仰いだ

そのとき不意に思い出したのは
しばらく見ない君のはにかんだ顔
またいつかどこかで会える日は来るのか
涙も頬を伝ってく

苺畑どこまでも続いてく
答えは風の中で吹かれてた
目を閉じて生きるのは楽だけど
それじゃとても退屈で死にそうだ
まだまだ満足なんて出来ないよ
全てを黒く塗りつぶしたいのさ
もうそろそろここから出て行こうか
雲の隙間から日が差したから
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