風の村から

山からころげたならひの風が…騒ぐ
囲炉裏の榾火(ほだび)に こころが燃える
私は都会へ夢漕ぎながら…ひとり
マフラー編んだり
手紙を見たりしてた
日暮れどきの バスに乗り
泣かないで行きます…
母さんの 母さんの温もりを抱いて 行(ゆ)きます

今年も凍ったはだれの雪が…残り
小枝にこぼれ陽(び) 小鳥が遊び
私は都会へ夢漕ぎながら…ひとり
おばこのひと節
唄ってみたりしてた
日暮れどきの バスに乗り
泣かないで行きます…
母さんの 母さんの優しさを抱いて 行(ゆ)きます

日暮れどきの バスに乗り
泣かないで行きます…
母さんの 母さんの温もりを抱いて 行きます
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