華と咲け

雨が降らなきゃ 草木も枯れる
天の恵みが 川となる
どんな小さな 名もない花も
生きる力が 凛と咲く
母の大地に 根を張って
夢よ一途に 華と咲け

親にもらった 命の糸は
月日重ねて 紡(つむ)ぐもの
明日(あす)は茨の 険しい道も
夜にまたたく 星が降る
天を仰げば 父の声
生きてこの世で 華と咲け

愛と情けの 天びん棒を
意地で支えて 一歩ずつ
石につまずき 泣きたい時は
人の痛みを 知る時か
涙わけあい 支えあい
男一輪 華と咲け
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