声の鳴る方へ

今夜も眼は冴えてる 耳鳴りは止まない
夜淵に辿り着く頃は夢の中だよ

それでも僕は懲りずに
君の事を 待ってたの 待ってたの
足で踏み鳴らしたエコー 響いてる

結局は君だって都合の良いモノが
欲しい 欲しいんでしょう
今日だってそうやって声の鳴る方へ
行く 行く 行くんでしょう

深夜の娯楽番組が 秘密の合図さ
混ざり合って消えてしまったら夢の中だよ

それならいっそ このまま
手のひらで 踊ってたの 踊ってたの
揺らめいて夜の底まで 沈んでいく

結局は君だって都合の良いコトが
したい したいんでしょう?
明日だってそうやって音の鳴る方へ
向かう 向かう 向かうんだよ

都合良く吐き出した言葉が
君のことを蝕んでいくのさ
痛い 痛い 痛い と喚いても
都合良く止まってる時計が
僕のことを急かしていくのさ
ああ 今夜も踊ろう 踊ろう さあ
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